- 研究開発
- 2020.11.17
フェイスシールド用 曇り・映り込み防止技術
コロナ禍で要求の高まるフェイスシールドにおいて、自動車内装塗料の技術を応用し、曇り・映り込み防止機能を付与しました。ユーザーストレスの低減に貢献します。
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フェイスシールド用 曇り・映り込み防止技術とは
コロナ禍の中、感染防止ツールとして注目されたフェイスシールド。
しかし、フェイスシールドの課題として、吐く息でシールドが曇ってしまう「曇り」、そしてシールドに顔や景色が映り込んで視認性が低下する「映り込み」がありました。これらの課題を弊社の自動車用塗料、塗装の技術開発で培ってきた「防曇技術」「反射防止技術」で解決しました。

どのような技術か?
【防曇機能】
「曇る」という現象は、塗膜表面に付着した呼気の水分で光が乱反射してぼやけて見える状態です。これを解決するために、塗膜に吸水成分を導入しました。塗膜表面に付着した水分を内部に吸収することで乱反射を低減し、曇りを防ぎます。
【映り込み防止】
図中の関係式から、反射光を減少させられれば透過光が増加します。塗膜1、2の屈折率の差を利用して反射光同士をぶつけ、光路を変えることで透過光を増加します。これにより、映り込みを低減します。

社会課題解決への貢献
世界を襲った新型コロナウイルスの感染拡大が衰える兆しは、いまだ見えません。飛沫防止にはストレスも発生します。そこで、安全と快適さの両立を達成できないか・・・。 わたしたちの挑戦が始まりました。その最初の貢献策が、フェイスシールド用の反射・曇り防止塗膜の提供です。これからも引き続き、社会課題の解決に挑戦していきます。