
何よりも消費者のニーズにこたえること
DuluxGroupにおいて建築用塗料事業は主力事業であり、DIYを中心とした小売業向け事業と、プロ向けの塗料販売事業の2つで構成されています。当社の建築用塗料事業は、ブランド力、円滑な流通、高品質で革新的な製品に高評価をいただいており、市場で強固な地位を確立しています。非常に簡単に言えば、私たちのR&D戦略は、「製品の品質と競争力をもちつつ、イノベーションと卓越した機能性を通じて、成長目標を実現する」ということです。当部門は、マーケティング部門と連携し、消費者のニーズに合わせた塗料や技術の開発、製品提供につなげています。テクノロジーは非常に重要な役割を果たしていますが、私たちの成功には、顧客、消費者、競合他社をより深く理解することは必要不可欠です。つまり、市場での最も重要なニーズを掴み、そのニーズを満たすために技術力を駆使して製品を提供することが私たちの使命だと言えます。
付加価値を創出する他部門との積極的なコラボレーション
マーケティングだけでなく他にも、調達、製造部門、カスタマーサービス、販売など、あらゆる部門と積極的に連携しています。部門を超えて連携し業務を遂行していくことで、様々な立場での視点で事業をとらえることができ、かつ同時に広い視野も持つことができます。これによって、付加価値を生み出すことへつなげていけるのです。
さらなる成長を目指すための科学的手法
何よりもイノベーションで成長を支えることが大切ですが、それに次いで技術的な機能を刷新する時も来たと感じています。従来の仕入先や供給業者を超えて、より幅広く協力する必要があります。デジタル時代においては、“芸術から科学への移行”は、塗料市場での存在価値を高めるのに極めて重要です。塗料産業においては、自動化、コンピューターによる数値計算、分析技術といった従来の強みに、データ重視の科学的手法を導入し、世界に通用する産業となることを目指しています。